防水工事
Waterproofing
防水工事とは?
防⽔⼯事とは⽂字通り⽔を防ぐ⼯事のことをいいます。
どんなに頑丈な防⽔⼯事も、毎⽇⾬⾵や直射⽇光に晒され劣化していきます。
定期的に屋根や屋上部分に防⽔⼯事のメンテナンスを⾏うことで、効果が持続し、⾬漏りを防ぐことができます。
防⽔⼯事には、「ウレタン防⽔」「シート防⽔」「FRP防⽔」と複数の⽅法があります。それぞれ特徴が違うため、お客様に合った防⽔⼯事をご提案させていただきます。
防水工事が必要な症状
こんな症状がある場合は、
防水工事を考えるサインです!
- 屋上やベランダがひび割れしている
- ベランダの床や壁に浮きや波打ちがある
- 排水がうまくできず黒ずみやカビがある
- ベランダ表面が色あせている
- シートにしわがよってきた
屋上やベランダの劣化は
放置しないでください
劣化した屋上やバルコニー、ベランダをそのまま放置してしまうと、建物内部に侵入した雨水による雨漏りや、外壁の変色・劣化などを引き起こす可能性があります。
また、それが原因でカビが発生し、ぜんそくやアレルギーなどの健康被害の一因にもなりかねません。
ひび割れ、塗装の剥がれ、水はけが悪く黒ずみがある場合はなるべく早くご相談ください。
防水工事の流れ
防水工事の工程は工事の種類「ウレタン防水」「シート防水」「FRP防水」によって異なります。
-
step01
高圧洗浄
長年積もった汚れ、藻やコケ、チョーキングをしっかり除去します。
汚れたままでは塗料が密着しません。 -
step02
ケレン作業
高圧洗浄で落ちきれない表面の凹凸等がある場合、下地を滑らかに整える作業が必要です。
-
step03
下地処理
下地が荒れていたり新旧防水層の相性によっては、下地に塗布して、下地を平滑に整える必要があります。
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step04
シート張り
防水シートを張ります。
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step05
防水層の施工
防水塗装をしていきます。
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step06
工事完了のご報告・足場撤去
完了前に点検とご説明など行い工事のお引渡しを行います。その後足場の撤去を行います。
防水工事の種類と料金
Type & price
種類 | 向いている場所 | 価格 | 特徴 |
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FRP | バルコニー・ベランダ | 〇 | 木造の一般住宅のバルコニーにもよく使われています。 |
ウレタン塗膜 | 屋上・陸屋根 | 〇 | もっともポピュラーで需要のある防水工事 |
ゴムシート | 平らな場所 | ◎ | 比較的安価で、短工期で出来ます |
塩ビシート | 平らな場所 | ◎ | ゴムシート防水よりも長期に渡って色や状態を保ちます |
アスファルト系 | 大型ビル・マンション | △ | 構造的に重くなってしまうので、木造建築には向いていません |
FRP防水
一般的な住宅の【バルコニー】
【ベランダ】に向いています!
FRP防水は、ガラス繊維にポリエステル樹脂を含ませて強化したFRP:繊維強化プラスチックスを使用しているため、防水工事の中でも軽量で非常に優れた耐久性を持っています。一般住宅で非常に多く採用されている防水材です。20㎡以上広い面積には不向きな材料です。防水層は硬く、硬い物を落とすと割れてしまう事もあります。その箇所のみを補修することができますので便利な防水材です。
価格
10㎡〜20㎡ | 8,800円〜/㎡(税込) |
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20㎡〜30㎡ | 7,700円〜/㎡(税込) |
30㎡〜40㎡ | 6,600円〜/㎡(税込) |
※10㎡以下、及び部分補修は施⼯⼿間、使⽤材料、諸経費となります。
特徴
プラスチックならではの欠点として、伸縮性が低く、地震などによる建物の揺れや、紫外線に長期間あたると、劣化してヒビ割れてきてしまう事があげられます。改善策として定期的にトップコートの塗り替えをオススメします。
ウレタン塗膜防水
⼀般的な住宅の【屋上】
【陸屋根】に向いています!
防⽔塗料を塗り重ねて防⽔層を作ります。複雑な部分にもなじみやすく⼯事がしやすいです。
ウレタン防⽔は塗装を⾏うことによる防⽔⼯法です。住宅や⼯場、アパートの屋上をはじめとした各種部位への防⽔に適しています。
また、リフォーム⼯事時には、シートを敷く防⽔材よりも隅々にも塗膜が⾏き渡り、施⼯する業者的には安⼼できる防⽔材です。定期的にトップコートの塗り替えをするなど、耐久性を伸ばすようなメンテナンスが必要な防⽔材となります。
価格
10㎡〜20㎡ | 6,600円〜/㎡(税込) |
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20㎡〜30㎡ | 5,500円〜/㎡(税込) |
30㎡〜40㎡ | 4,400円〜/㎡(税込) |
脱気筒ステンレス素材(湿気防⽌) 1箇所 11,000円
強化シート張り価格
10㎡〜20㎡ | 4,950円〜/㎡(税込) |
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20㎡〜30㎡ | 3,850円〜/㎡(税込) |
30㎡〜40㎡ | 2,750円〜/㎡(税込) |
割れや下地の状況に応じて強化シートをお勧めします。
※10㎡以下、及び部分補修は施⼯⼿間、使⽤材料、諸経費となります。
シート防水
複雑な形状にも施⼯できます!
シート状の防⽔材を敷き詰めて貼って⾏き、シート⾃体が防⽔層となります。
屋上防⽔⼯事によく使われる⼯法で、しっかり接着させるため平らな場所に適しています。シート端末や接合部の施⼯に注意を必要とします。
ゴムシート防水
価格
10㎡〜20㎡ | 6,600円〜/㎡(税込) |
---|---|
20㎡〜30㎡ | 5,500円〜/㎡(税込) |
30㎡〜40㎡ | 4,400円〜/㎡(税込) |
※10㎡以下、及び部分補修は施⼯⼿間、使⽤材料、諸経費となります。
特徴
ゴムシートを重ね合わせていく防⽔⼯法です。弾性性能に優れて、建物の横揺れ、振動にも強い防⽔材です。軽量で薄いので衝撃や摩擦にやや損傷しやすい特徴もありますが、上に保護塗装を施せば軽歩⾏も可能です。
コスト的には⽐較的安価で、短⼯期で出来ますので、⽬⽴ちにくい場所の防⽔⼯事や応急処置に最適です。
定期的にトップコートの塗り替えをするなど、耐久性を伸ばすようなメンテナンスが必要な防⽔材となります。
塩ビシート防水
価格
10㎡〜20㎡ | 7,700円〜/㎡(税込) |
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20㎡〜30㎡ | 6,600円〜/㎡(税込) |
30㎡〜40㎡ | 5,500円〜/㎡(税込) |
※10㎡以下、及び部分補修は施⼯⼿間、使⽤材料、諸経費となります。
特徴
塩化ビニールシートを使⽤しており、住宅やアパート、マンションに良く施工されています。結合部分の剥離、シワ寄り、ねじれが起こってしまうと最終的には破れてしまうので注意が必要です。リフォーム時の塗装にはタックが出ないような下地処理、下塗りが必要となります。
アスファルト防水
⼤型ビルやマンションの広い屋上に向いています!
アスファルト防⽔は、マンションや学校、⼯場の屋根などに多く採⽤されている防⽔材です。埋め込みタイプは、屋上やベランダといった⼈が歩く場所に⽤いられます。露出タイプは、屋上などの⼈がほとんど⾜を踏み⼊れないような場所に多く⽤いられています。
アスファルトシートがよじれたり、シワ寄りによって破断する危険性が有るので定期的メンテナンスが必要です。
価格
10㎡〜20㎡ | 6,600円〜/㎡(税込) |
---|---|
20㎡〜30㎡ | 5,500円〜/㎡(税込) |
30㎡〜40㎡ | 4,400円〜/㎡(税込) |
※10㎡以下、及び部分補修は施⼯⼿間、使⽤材料、諸経費となります。
特徴
アスファルトを溶かしながら接着していく⼯法で、悪臭が発⽣するので、住宅では不向きな防⽔材となります。熱に弱い材料ですので、新築後10年を目安に遮熱性能に優れた塗料を塗装しますとより⼀層⻑持ちします。